これまで紙（ポスター）による車両系統図が作られてきた。B0サイズでもかなり大きいが、それでも紙面という制約がある。紙からデジタルに委ねられた使命は、その制約を超えること。トヨタ75年の歴史、そして700種を超える圧倒的な情報量は果たして、ブラウザーに収まってくれるのか。ヒントはいま一度、紙を見直すこと、そしてそこに描かれていたクルマを繋ぐ線を発見することだった。一台一台のクルマは、それ自体何も描かないが、それが繋ぎ合わされると、線という幾何が見えてくる。さらにそれらが大きな面を作り、造形として絵を描き出す。カンディンスキーの「点から線へ、そして平面へ」にインスパイアされたデザインコンセプトは、アデイデザインの、大きなターニングポイントになった。

トヨタ車両系統図

http://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/vehicle_lineage/family_tree/index.html　　再生にはAdobe flash playerが必要です